こんにちは!
一条工務店ブログのあさひです。
住宅ローン控除って専門用語が多くてわかりにくい…
こんなお悩みにお答えします。
- 住宅ローン控除とは?
- 所得税と住民税の解説
- 住宅ローン控除の注意ポイント
住宅ローン控除「税金が戻ってきて得…?」というイメージですが、分かりづらいですよね。
この記事では、
- 専門用語ほぼナシ
- 重要ポイントに絞って
- 世界一わかりやすく
住宅ローン控除を解説します。
この記事を読めば、「住宅ローン控除を人に説明できる」くらいになれます。
当記事は2023年4月時点の情報です。
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それでは行きましょう!
住宅ローン控除とは?
家を1軒建てるだけで数千万円のお金が動き、経済が回ります。
そのため、国が税金面でサポートして「家をたくさん建ててもらおう!」
というのが「住宅ローン控除」という制度です。
住宅ローン控除は「所得税」と「住民税」に影響します。
住宅ローン控除の解説
まずはこれを覚えておけばOKです!
- 所得税は確定申告(年末調整)後にすぐ返金される
- 住民税は次の6月から翌年5月にかけて減額される
それぞれ簡単に解説していきます。
住宅ローン控除は税金が戻ってくる?【所得税の還付】
住宅ローン控除を一言でいうと、
この「払った所得税が戻ってくる」がポイントです。
10万とか20万くらい戻ってくるんでしょ?
と、よく聞かれるのですが、払った所得税以上は戻ってきません。
所得税の還付の例
例えば、こんな状況だったとします。
- 住宅ローン年末残高 3,000万円
- 住宅ローン控除率 0.7%
- 住宅ローン控除額 21万円
あなたが払った所得税が年間10万円とすると…
- 払った所得税 10万円
- 住宅ローン控除額 21万円
- 戻ってくる税金 10万円
この場合、払った所得税の全額、10万円が戻ってきます。
払った所得税は、「源泉徴収票」に書いてあります。
赤枠が所得税の戻りの上限です!
所得税の住宅ローン控除を受ける方法
1年目は確定申告をすることで口座に入金されます。
2年目以降は会社の年末調整で給料と一緒に振り込まれます。
次に、住宅ローン控除と「住民税」の関係を解説します。
住宅ローン控除額のあまりは?【住民税の減額】
所得税から引ききれなかった住宅ローン控除額は、住民税から差し引かれます。
上の例では、所得税の還付は以下の通りでした。
- 払った所得税 10万円
- 住宅ローン控除額 21万円
- 戻ってくる税金 10万円
- 住ロ控除額あまり 11万円
住宅ローン控除額が11万円あまっていますね。
あまりは住民税から差し引かれますが、上限は97,500円です。
この97,500円は、次の6月から翌年5月までの住民税から差し引かれます。
12ヶ月に分割されるので、毎月の給料から引かれる住民税が8,000円ほど安くなる計算です。
住民税の減額のイメージ
こんな感じで住民税がひっそりと減っているので、住宅ローン控除を実感しにくいかもしれません。
住民税の住宅ローン控除を受ける方法
住民税については特にすることはありません。
確定申告や年末調整で、所得税・住民税の両方の手続きが完了するからです。
ここまでをまとめます。
住宅ローン控除 所得税・住民税のまとめ
- 住宅ローン控除は所得税と住民税に関係
- 控除額は年末の借入残高をもとに計算
- 所得税は直接お金が戻ってくる
- 住民税は次の6月から安くなる
- 1年目は自分で確定申告する
- 2年目以降は会社の年末調整
2024年時点では控除率は0.7%で、13年間にわたって住宅ローン控除が受けられます。
仮にローンが3,000万円、返済が年間100万円の場合、控除額は以下になります。
- 1年目:3,000万×0.7%=21万円
- 2年目:2,900万×0.7%=20.3万円
- 3年目:2,800万×0.7%=19.6万円
- ~~~~~~~
- 13年目:1,800万×0.7%=12.6万円
14年目以降は控除がなくなります。
悲しいですね。
また、住宅ローン控除は年々改悪されています。
- 控除率が1%→0.7%に減少
- 代わりに10年→13年に延長
- 「住宅の性能」が要件に追加
など、今後も縮小されていくことが予想されます。
建築費の高騰や住宅ローン金利の上昇の可能性もあるので、家を建てるなら今が一番おトクと言えます。
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次に、住宅ローン控除を有効活用するポイントを紹介します。
住宅ローン控除を有効活用するポイント3つ
住宅ローン控除を最大限活用するために、以下に注意してください。
- 頭金は入れない方が良い
- ペアローンがお得な場合がある
- ふるさと納税に注意
それぞれ解説していきます。
頭金は入れない方が良い
特に理由がなければ、頭金は入れない方がお得になります。
住宅ローン控除額は以下のように計算されます。
年末の住宅ローン残高×0.7%
つまり、住宅ローンが多いほど住宅ローン控除額が多くなります。
頭金は取っておいて、住宅ローン控除が終わる14年目以降に繰り上げ返済をするのがオススメです。
ペアローンがお得な場合がある
共働きの場合、ペアローンを組む方がお得になる場合があります。
住宅ローン控除は「払った税金が戻ってくる」制度です。
一人のローンだと、
住宅ローン控除額 > 払った税金
こうなると少しもったいないです。
直近の「源泉徴収票」などの税額を参考に、住宅ローン控除額があまらないか確認してみましょう。
年収ごとの税金の目安は以下の通りです。
年収 | 所得税 | 住民税 |
300万 | 5.4万 | 12万 |
400万 | 8万 | 18万 |
500万 | 13万 | 24万 |
600万 | 20万 | 30万 |
700万 | 30万 | 37万 |
ただ、必ずしもペアローンが最善なわけではありません。
メリット・デメリットを調べた上でお決めください。
例えば…離婚とか…
ふるさと納税に注意
住宅ローン控除を受けると税金が大幅に減るので、ふるさと納税にも注意が必要です。
ペアローンで紹介したのと同じように、以下を確認しておきましょう。
- 自分の税額
- 住宅ローン控除額
- ふるさと納税の限度額
ふるさと納税の限度額は「さとふる」などでシミュレーションできます。
余談ですが、ふるさと納税で一番オススメなのは「エリエールの保湿ティッシュ」です。
全体をまとめて終わります。
住宅ローン控除 まとめ
この記事をまとめると・・・
- 住宅ローン控除は所得税と住民税に関係
- 控除額は年末の借入残高をもとに計算
- 所得税は直接お金が戻ってくる
- 住民税は次の6月から安くなる
- 1年目は自分で確定申告する
- 2年目以降は会社の年末調整
- 頭金は入れない方が良い
- ペアローンがお得な場合がある
- ふるさと納税に注意
住宅ローン控除がちょっと理解できた!
と思ってもらえたら嬉しいです!
今回もお読みいただきありがとうございました!