こんにちは!
一条工務店ブログのあさひです。
住宅ローン控除は確定申告するの?
調べてもやり方がわからない…
ってか、やりたくない…
スマホで出来る?税務署いく?
こんなお悩みにお答えします。
- 1年目の住宅ローン控除のやり方
- 確定申告はスマホでできる!
- e-taxの手順・使い方
住宅ローン控除の確定申告は意外とカンタンです!
マイナンバーカードがあれば「家で・スマホで」できます。
今回は、税理士事務所での勤務経験がある私が、1年目の確定申告の手順を画像で紹介します。
なお、記事を読むうえで2つ注意してください。
- 不明点などの相談は受けられません
- 自己責任で参考にしてください
特に①は税理士法に触れる可能性があるためです。
あくまで「私はこうやりました」
という紹介です!
今回紹介するのは住宅ローン控除「1年目」の確定申告です。
2年目以降は会社の年末調整で行うため、簡単になります。
また、一条工務店以外で建てた方にも参考になります。
- 確定申告用のスマホ or パソコン
- この記事を読む用のデバイス
それでは行きましょう!
住宅ローン控除の確定申告の手順・流れ
確定申告の大まかな流れ
- e-Taxにアクセス
- 給与収入や各種控除の入力
- 住宅ローン控除の入力
- e-Taxで申告書データ送信
- 添付書類の郵送
※還付金=払った税金の戻り額
2年目以降は年末調整でOK
①必要書類と②入力メモが8割くらいで、③以降はカンタンでした。
もちろん早めに行うのがオススメ!
次に、事前準備と必要書類を紹介します。
住宅ローン控除の確定申告①事前準備・必要書類
事前準備が終われば、確定申告は8割終わったようなものです。
がんばっていきましょ~!
確定申告の事前準備・確認すること
e-taxで確定申告を始める前に、以下を確認しておきましょう。
- スマホがマイナンバー読取対応か
- マイナンバーカードの期限
- マイナンバーカードの暗証番号
- アプリ「マイナポータル」のDL
①スマホがマイナンバー読取対応か
ご自身のスマホを確認してください。
iPhoneは基本的に対応しています。
また、e-taxはパソコンで操作するほうが楽です。
途中でPC画面になるので、
スマホだと文字がめちゃ小さくなります!
パソコンで確定申告する場合、カードリーダーが必要です。
②マイナンバーカードの期限は有効か
マイナンバーカードの電子署名が期限切れになっている可能性があります。
また、マイナンバーカードの住所変更を配偶者が代理でおこなった場合は、電子署名が使えない可能性があります。
住所変更を妻に頼んだので、
電子署名が使えませんでした…
その場合は市役所などで更新してください。
③マイナンバーカードの暗証番号
マイナンバーの暗証番号は、以下の2つが必要です。
・4ケタ
・6ケタ以上
わからない場合は市役所などで変更してください。
④マイナポータルアプリのDL
マイナポータルアプリをダウンロードしてください。
ダウンロードはこちら
次に、必要書類のリストを紹介します。
確定申告の必要書類リスト
「給与所得のみで、新築購入の場合」の必要書類を紹介します。
まずはe-taxを使った確定申告に必要なものから。
- 給与の源泉徴収票
- マイナンバーカード
- カード読取対応のスマホ
- 振込先口座の情報がわかるもの
- 控除証明書など
次に住宅ローン控除に関係する書類です。
- 住宅の売買契約書(or工事請負)
- 土地の売買契約書
- 住宅&土地の登記事項証明書
- 住宅ローンの年末残高証明書
- 補助金の額がわかる書類(※)
- 長期優良住宅の認定通知書(※)
- 住宅家屋証明書(※)
文字だけだとわかりにくいので、書類の実物を紹介します。
源泉徴収票
手元になければ勤務先からもらいましょう。
右の400円の「源泉徴収税額」が戻ってくる税金のMAXです。
住宅ローン控除が余ったら、住民税から引かれます。
めちゃざっくりの説明です!
本当はもう少しフクザツ。
住宅の売買契約書(工事請負契約書)
一条工務店アプリ「MYポスト」に「建築工事請負契約書」があります。
「建物の金額」が必要なので、「最終請求書」も用意しました。
最終請求書も一条アプリ「MYポスト」にあります。
土地の売買契約書
土地の「面積」と「金額」が必要です。
我が家は区画整理地のため「仮換地地積」とありますが、普通は登記簿地積のみのハズです。
土地は仲介手数料などは入れず、本体金額のみが対象です。
住宅・土地の登記事項証明書
国税庁の説明は「”登記”事項証明書」ですが、「”全部”事項証明書」も同じものです。
建物の床面積はのちほど必要になります。
土地の登記事項証明書がこちら↓
登記事項証明書は、司法書士さんが確定申告用に用意してくれました。
おそらく家にあるハズですが、無ければ「法務局」で発行します。
補助金の額がわかる書類
住宅ローンの年末残高証明書
ローンを借りている銀行から届く書類です。
我が家はペアローンなので2つあります!
必要書類をまとめると・・・
- 給与の源泉徴収票
- マイナンバーカード
- カード読取対応のスマホ
- 振込先口座の情報がわかるもの
- 控除証明書など
- 住宅の売買契約書(or工事請負)
- 土地の売買契約書
- 住宅&土地の登記事項証明書
- 住宅ローンの年末残高証明書
- 補助金の額がわかる書類(※)
- 長期優良住宅の認定通知書(※)
- 住宅家屋証明書(※)
(※)は該当する場合のみ必要です。
ここまで用意したら「住宅ローン控除入力メモ」を書きます。
大丈夫でしょうか?
疲れたらちょっと休憩しましょう!
「住宅ローン控除入力メモ」を書く
国税庁「住宅ローン控除 入力メモ」を書きます。
入力メモを書いておくと、e-Taxの入力が一瞬で終わります。
以下のPDFの2ページ目です。
印刷して紙に記入していくと楽ですね!
準備した「必要書類」からすべての情報が記入できます。
実際に記入したモノがこちら
- 住宅の取得対価の額は「最終請求書の合計額(税込)」を記入
- 建物の床面積は2階建てなら1・2階を足して記入
ここまできたら後はカンタンです!
休憩いれてOKです!
ゆっくりいきましょう!
次にe-taxの操作手順を紹介します。
住宅ローン控除の確定申告②e-taxの手順
国税庁の「e-tax」にアクセスします。
ここからは画面のスクリーンショットで進みます。
途中から文字が小さくなるので、実際の画面を見ながら進めてください。
ここからは、画面が私と違う場合があるので注意してください。
「利用者識別番号」を取得するために「初めての利用」的なボタンが出てきます。
私はすでにやってしまい表示できません・・・。
気合で頑張ってください…汗
スクショ左は「連携しない」でOKです。
スクショ右は他の所得があれば選択します。
医療費控除やふるさと納税がある場合は「はい」を選択。
このあたりも若干画面が違うかもしれません。
「6~16ケタ」の暗証番号を忘れがちです。
数字・英字がまざっているヤツ。
このあたりも少し画面が違うかもしれません。
スクショ左の黄色っぽい画面から入力がスタートします。
スクショ右は内容をよく読んで選択してください。
基本はこの選択でOKなはず!
ここからPC画面になるので、スマホの表示が小さくなり、やりにくいです。
スマホ画面をヨコにすると、少しやりやすいかもしれません。
源泉徴収票の入力は「カメラ読取」がオススメです。
読み取り精度はソコソコなので、手入力で修正してください。
スクショ左で医療費控除やふるさと納税を入力できますが、今回は省略します。
スクショ右で住宅ローン控除の入力です。
スクショ左「住宅の新築又は土地付きの新築住宅を購入した」を選択。
スクショ右は内容をよく読んで選択してください。
10は「e-taxの交付」に”しない“ことをオススメします。
「住宅ローン控除入力メモ」を参考に入力します。
スクショ右は長期優良住宅の場合にチェック。
スクショ左で、住宅ローン控除の上限額が計算されました。
あくまで上限額なので、あなたの所得税によって還付金が変わります。
確定申告内容の確認画面です。
スクショ左は内容を読んで選択してください。
スクショ右の画面で、戻ってくる税金=還付金が判明します。
基本情報とマイナンバーを入力。
スクショ左は「必須項目」以外は入力しなくてOKです。
スクショ左、中央の緑ボタンで「申告書の実物」が確認できます。
スクショ右はこのままでいいと思います。
送信後に、以下のデータを必ず保存してください。
- 申告書等送信票
- 確定申告書の控え
特に「①申告書等送信票」は次の手順に必要です。
これでe-taxの申告が完了しました。
お疲れ様でした~!
次が最後の仕上げです!
最後に「添付書類」の郵送をします。
住宅ローン控除の確定申告③添付書類の郵送
申告書データ送信後に表示される「申告書等送信票」にこんな画面が表示されます。
郵送で提出する添付書類は以下の通りです。
- 申告書等送信表
- ローン年末残高証明書(原本)
- 住宅の工事請負契約書
- 土地の売買契約書
- 住宅&土地の登記事項証明書
- 補助金の額がわかる書類(※)
- 長期優良住宅の認定通知書(※)
- 住宅用家屋証明書(※)
(※)は該当する場合のみ。
ローン年末残高証明書のみ原本が必要で、その他はコピーでOK!
私は一条の「最終請求書」のコピーも同封し、
と手書きで書いておきました。
意外とアナログな配慮が大切だったりします!
書類の送り先は「申告書等送信票」に記載されています。
また、添付書類はPDFデータでも提出可能です。
我が家は普通に郵送しました!
これ以上調べるのはムリ!
添付書類の提出まで完了すると、大体1か月ほどで還付金が口座に振り込まれます。
問題がなければの話ですが・・・
もし間違いがあっても修正すればいいだけなので、気楽に待ちましょう!
余談ですが、どのくらいお金が返ってくるのか、我が家の例を紹介します。
私、あさひの年収は480万円ほどです~
我が家の還付金について
項目 | 夫(あさひ) | 妻 |
住宅ローン | 3,000万円 | 1,000万円 |
源泉徴収税額 | 12万円 | 4万円 |
住宅ローン控除 | 18万円 | 6万円 |
所得税の還付金 | 12万円 | 4万円 |
繰り返しますが、源泉徴収税額(払った税金)以上には戻ってこないので、私の場合は上限の12万円の所得税が戻ってくることになりました。
住宅ローン控除があまってる…
もったいないなぁ…
と思いきや、「あまり」は翌6月から給与天引きされる住民税から差し引かれます。
もっといえば令和6年は「定額減税」が始まるため、7月から住民税が天引きされます。
確定申告、終わりです!!
お疲れさまでした~~!!
私も記事作成めちゃくちゃ疲れました。笑
最後に簡単にまとめて終わります。
まとめ
今回は住宅ローン控除1年目の確定申告の流れを紹介しました。
めんどくさい住宅ローン控除の確定申告ですが、2年目以降は会社の年末調整でできるようになります。
この記事が少しでもお役に立てばうれしいです。
今回もお読みいただき、ありがとうございました!